前回は「動詞」が大事だというお話をしました。ところで、中学でも高校でも英語の授業は先ず「文型」から始めますよね。第1文型は「SV」、第2文型は「SVC」、第3文型は「SVO」、第4文型は「SVOO」、第5文型は「SVOC」でしたね。
ではなぜ文型から,中学でも高校でも学び始めるのでしょうか?
それは英語は「語順」が意味を決めるからです。日本語では「私は、あなたを、愛しています」、「愛しています、私は、あなたを」、「あなたを、愛しています、私は」というように、語順をどう変えても意味は通りますね。英語の場合は、I love you. You love me. Love you me. I you love….語順が変わると意味が変わるし、文として成り立たなくなりますね。こんな簡単な事例からもおわかりのように、英語は語順が大事なのです。その語順を5つに類型化したのが文型なのです。ではその文型を形作るものは何でしょうか。
それは「動詞」です。
つまり動詞には5種類あり、それらが5つの文型を作っていくのです。第1文型は「完全自動詞」、第2文型は「不完全自動詞」、第3文型は「完全他動詞」、第4文型は「授与動詞」、第5文型は「不完全他動詞」です。大きく分けると、「自動詞」が作る文型と「他動詞」が作る文型に分かれることが分かります。では「自動詞」と「他動詞」の違いはなんでしょうか?次回説明しますので、それまでに自分でも調べてみてくださいね。