心の力

 最近のガン医療の最前線では、患者さん自からの免疫力でガンを退治するという「免疫療法」が大きな効果を上げ注目されています。特に「心の持つ作用」が重要視されています。心の効果が自然治癒力を活性化させ最良のクスリであるということです。ある国立大学医学部教授は、「人間の生存本能は、あきらめない心によって育まれるものです。『勝てるかな?』ではなく、『勝つのだ!』と思うことが一番大切です。もう駄目だ、といわれた末期ガンの患者が眼を見張るような回復をして健康を取り戻し、生還したケースを沢山見てきました。それらは全員、心が絶対に折れなかった人達です。精神論で言っているのではありません。心からの治療は細胞学的な最善『治療法』の一つであることはすでに認定されている科学的療法なのです。」

 受験でも、「受かるか!?」ではなく「受かるぞ!!」という気持ちで臨むことです。模試を受けても成績がいい時もあれば悪い時もあるでしょう。不安に駆られて勉強が手につかなくなる時もあるでしょう。そんな時こそ真の意味で自分が試されているのだと思うことです。不安に負けない自分、自分の気弱さに負けない自分、受験はそんな自分を鍛えるいい機会だと思ってください。心が折れたらそこでジ・エンドです。今東京オリンピック2020が行われていますが、各競技で世界の頂点にいる競技者たちがしのぎを削って競い合っています。そこでも最後の最後に勝敗を決めているのは「勝つ」という強い思いではないでしょうか。同じ実力ならメンタルの強さが勝敗を分けているような気がします。

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