合格の報告に来てくれました!

Kさんが立教大学推薦合格の報告に来てくれました。第一志望の大学に無事合格して、大学で何をやりたいのかを目を輝かせながら大いに語ってくれました。

数ヶ月前のことでした。授業が終わったあと、思い詰めた表情で、Kさんから進学について相談したいと言われました。高校から指定校推薦の話があり、学習院を進められたとのこと。本人としては、立教が第一志望だけれども、着実に推薦で学習院に行けるならそれでも良いかなと思っているが、迷っているとのことでした。

行きたい大学に一般入試でチャレンジするか、推薦で確実に行ける大学に行くかは受験生にとって究極の選択です。ここで大事なのは生徒自身の意思で選択することです。今後、人生でいくつもの大切な岐路に立ち、どちらかを選んでいかなくてはなりません。自分の意思で未来を選んでいくことです。このような相談を受けた場合、生徒が自分で判断するのに必要な情報は与えるが、判断は本人に任せます。さらに話を聞くと、立教の推薦枠はあるが、かなり難しいので諦めているということでした。

私は、Kさんの今までの成績の伸びを考えれば学習院は、一般入試でも合格できること、立教は少なくとも合格圏内には到達できると話しました。さらにアドバイスとして、立教にどうしても行きたいならば、たとえ難しいにせよ推薦枠があるならばまずそれにチャレンジしてみてはどうか、だめなら一般入試でチャレンジしてみてはどうか、少なくとも学習院は大丈夫だろうから、と話しました。

この時期、生徒たちは先行きの不安からしなくて良い妥協をして、夢を簡単に諦めてしまいがちです。私たちは生徒から相談を受けた場合、どういう動機からその決断に至ったのかをよくよく吟味した上でアドバイスするようにしています。現実からの逃避なのか、自分の能力を冷静に判断したのか、単に教師や親から言われたからなのか、そしてその決断した内容に本当に納得しているのか等々。どのような経緯で決断したにせよ、あとから後悔しないようにということと、決断した内容は自ら責任を持つようにということは必ず言うようにしています。

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