「人を見て法を説け」

このことわざは「人に何かを伝える時には、相手の気質や性格を考慮した言葉選びをするべきだ」ということで、その由来は「釈迦が仏法を説く時に、相手の気持ちや性格、気質を考慮して説いたこと」だそうです。つまり、分かっていない人に、難しい話から入っても結局わからないので、相手に寄り添ってその人がわかる言葉で伝えるべきだという教えです。

この言葉は授業するに当たって、我々講師が肝に銘じておかなければならないものです。昔、某大手塾で教えていたとき、休み時間にある講師が、「俺の説明が分からないなんてなんて馬鹿な生徒達だ」みたいなことを言ってぼやいていたことを覚えています。もちろん、生徒側にも問題があるのでしょうが、第一に考えなくてはならないのは講師の側でしょう。先ずは伝える側が、そのクラスの生徒達のレベルを考え、伝えるべき内容を相手に伝わるよう言葉を選んで授業をしていたのかが問題です。予備校講師の中には、いかにハイレベルな内容の授業をしているのかを自慢する講師がいますが、自己満足の授業をする典型的なタイプの講師です。

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