先日、授業が終わり教室を出たところ、面談室に一人の男性が立っていました。
「先生、お久しぶりです!近くに来たので寄ってみました。私のこと覚えていますか?」
「もちろん!執行君、久しぶりだね!」
一目で分かりました!
彼は、12年前、TSKの高3の受験生でした。現役で東京理科大に合格し、その後アメリカのモンタナ大学に留学、現在はIT系の会社に勤めているとのことでした。さらに、結婚し子供も生まれたとのこと。受験生時代のことや現在携わっている仕事の内容、留学したときのエピソードなど色々話に花が咲きました。彼は受験生時代、理系科目は出来たのですが、英語が全くだめで、当初、模試の成績は200点満点で80点でした。しかし、最後の模試では英語が9割、本番でも168点取るまでになりました。当時の話を聞くと、お風呂で30分かけて英単語を覚えていたそうです。また、留学先の英語クラスで、サウジアラビアの留学生から、英会話が出来ないにもかかわらず、読み書きが素晴らしく出来ることに驚かれたそうです。日本の英語教育あるあるですね(笑)。また、買い物に行くのに乗ったバスが最終バスで、帰る手段がなくなり、買い物に行ったスーパーで自転車を買って、あの広大なモンタナ州の田舎道をつたない英語で道を尋ねながらやっと大学の寮に帰った話など、楽しく語ってくれました。今は家庭を持ち、IT関係で頑張っているとのことで、充実した人生を送っているようでした。このように、卒塾生が、社会に出て近況を報告に来てくれますが、そのたびに、この仕事について良かったなと思います。たまたま理系の受験生がいたので、先輩として彼らに色々話をしてもらいました。受験生達も、進路や選択科目など真剣に質問していました。塾の近くに引っ越してきたそうで、これから色々後輩の相談相手になってもらえそうです。執行君、これからもよろしくね!