原俊美講師
世界史は教科書の熟読で仕上げます。よく教科書を繰り返し読めとは言われますが、ここからスタートできる受験生はわずかです。
先ずは標準的な問題集を教科書を読みながら解くことが効果的です。このアプローチは数学の問題演習に似ています。数学は先ず問題を解くことから始めますよね。良くできた世界史の入試問題をじっくり解き進めると、知識のコンビネーションが起こります。これが因果関係と同時代の出来事として理解して定着することになります。あとは用語を書き取る練習を積み重ねます。難関大学ほどこの記述力が要求されます。一生懸命まとめていても、問題演習が足りなくて得点力が身に付かないというのは特に現役生に共通する弱点ですが、上記の学習法でかなり解決するでしょう。