TSKは何故「根拠と理由」にこだわるのか?!

 TSKの授業の特徴は「対話式ゼミ授業」「完全レベル別4名クラス編成」です。

 先ず「対話式ゼミ授業」ですが、講師が講義形式で一方的に授業を進めていくのではなく、生徒の理解度を確認をしながら進めていきます。その理解度の確認方法ですが、説明している最中に問いかけをしながら進めていくことはもちろん行いますが、確認のためのテストにおいても、その答えばかりではなく、根拠と理由を求めていきます。例えば英語の文法語法問題では正解はなぜ正解なのか、正解でない選択肢はなぜ間違いなのかを逐一聞いていきます。長文でも何故その訳になるのか、語句の意味は何故その意味でとれるのか、あるいは文脈上の意味は何か、設問の対象になっている文の段落の中での位置づけはどうなっているのか、等々。場合によっては生徒にヒントを与え、一定時間考えさせていきます。「何となく」「感覚的に」「他の選択肢がおかしいから」といった解答方法を極力排除していくのです。こうすることで、根拠に基づいた論理的思考方法が身につくものと思っています。「受験勉強は暗記だ」「知識を詰め込めばいい」「教えられたことを覚えればいい」といった勉強姿勢では今日の高度化していく入試には対応できないものと思います。

 また、最近、「明確な根拠なし」「何となく不安だ」「おかしい」、などといった論調がマスコミに多く現れています。きちんとした科学的根拠を示さずに、国民の不安を煽るような言説があまりにも多く目につきます。さらに故意に事実を曲げたり、自分に都合の悪い事実を隠蔽し、有利な数字を並べたりすることが大手を振って行われています。そんな風潮に流されないためにも、「根拠に基づく合理的な思考方法」を養っていくことがいかに大事かと思わされる今日この頃です。

 次に「完全レベル別4名クラス編成」です。その理由は前述した授業を実施していくためには人数を絞らざるを得ないということです。人数は原則4名ですが、若干の増減はあります。編成は学年別ではなく完全レベル別です。ですので一つのクラスに異なる学年の生徒が混在することがあります。TSKでは、どの学年であれ、「全員受験生」という扱いです。一年生ならば、3年かけて受験勉強をする、二年生ならば2年かけて受験勉強する「受験生」ということです。レベルを揃えて、「論理的・合理的な思考力や問題解決能力」を鍛えていきます。これはどの科目でも同じスタンスで授業を行っています。

 

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