専任講師が語る学びのポイントシリーズ 「現代文」

現代文 野中健太郎講師

 「現代文」とは、現代日本語(母国語)で書かれた文章を論理的に読み解かせる科目です。
論理的読解とは、筆者の主張を因果関係を押さえつつ把握することを意味します。

 出題されるのは学者が書いた硬質な文章です。用いられる言葉も論じられる話題も、日常会話とは異なるレベルにあります。だから、「現代文」で高得点を達成するのは、読書経験の浅い十代の若者にとって、大人が想像する以上に困難なことといえましょう。

 そこで、継続的な学習がどうしても必要になるのです。トレーニングを地道に積み重ねれば、読解力は必ず向上します。正確な読解は読み手の筋道だった(論理的な)思考と不可分ですから、「現代文」の学習とは結局、論理的な思考力の鍛錬に他なりません。そこで養われた力(母国語で論理的に思考する力)は、必然的に、英・数・理・社全教科の土台となるわけであり、なればこそ、早くからの取り組みが望まれるのです。

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