学びのポイント 「英語の学習上の基本とは何か(6)」

 今回はsayとtellの他動詞のグループです。他動詞は、「主語と目的語との関係性」に関心がある動詞でした。先ずsayですが、これは主語がどんな内容を話すのかに関心がある言葉です。つまり「話す内容」が「目的語」となります。いわゆる第3文型SVOですね。例えば、Say what you think.「あなたが考えていることを言いなさい」。考えていることが話す内容=目的語(O)となるわけです。この応用で、The paper says that business is improving.「新聞には景気は上向きだと書いてある」など手紙や新聞などを主語にしてその内容を伝える用法もあります。さて、前回talkのお話をしましたが、自動詞のtalkと他動詞のsayの違いをきちんと理解しているかどうかを試す問題があります。She talked a lot, but said nothing.さあ、これはどう訳したらいいのでしょうか。次回はこの解答とtellについてお話したいと思います。

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