学びのポイント 「英語の学習上の基本とは何か(7)」

 前回の課題“She talked a lot, but said nothing.”の和訳です。talkは自動詞で「おしゃべりをする」動作を表します。そうすると前半部分は「彼女はよくしゃべった」となります。sayは他動詞で「話す内容」を目的語に取ります。話す内容が“nothing「何もない」”ですから、「内容のないことを話した」となり、前半と合わせると「彼女はよくしゃべったが、内容のあることは何も言わなかった」となります。最後にtellですが、これは「人に」、「話す内容」を伝えることに関心がある言葉です。いわゆる第4文型SVOOで、「人」に「情報」を伝える「情報伝達」動詞であるともいえます。sayも「内容=情報」を伝えますが、伝える「相手」には関心はありません。つまり、「主語がどんな内容の情報を発信するのか」に関心があるのがsayであり、「誰にどんな内容の情報を伝えようとするのか」に関心があるのがtellといえます。

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